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      大正・昭和・平成と世界の大変動のうねりの中に、生き抜いてこられたお年寄りの方々が入居されている光寿苑。例え、どんなに身体が不自由になり、身体の能力が減退しても、深く長い人生経験を通じて得られた豊かな心の値打ちは、少しも劣るものではありません。お年寄りの豊かさ、優しさ、落ち着きに導かれ、お年寄りに対する敬いと「こんなお年寄りになれたらいいなぁ。」という憧れの心が、『お年寄り介護の基本』であるでしょう。  
苑   長    
 
 
   
一、 光寿苑を「生きる意味」を発見し合える道場としたい…。
(1)寝たきりに近い状態で、一生を苑生活で閉じようとしている方が多いわけで、その方々との共同生活の中で、寝たきりであっても「生きる意味」に何の遜色も無いことを発見すべきである。それは、「職員から老人への愛」というだけの人間関係ではなく、老人から職員への心づかい、愛などによって、はじめて福祉職員として働いていられることを忘れないことである。
(2)お世話をする者とされる者という関係ではなく、むしろ老人に何かを学ぶという職員、そういう関係でありたい。
   
二、 行事、その他処遇などにおいて、「寝たきり度の強い人」から起こしていく。
→ 1日1回は、ベッドから離して行く。
   
三、 「看取りの場所」として大いに期待される中、光寿苑の色を活かした看取りケアの体勢と意識を高めていく。『死』を特別視しない「自然の流れ」であることをしっかり咀嚼していく。
   
四、 外部に見せるための(外面)のことに力を入れるのではなく、目に見えない些細なこと(処遇の基本・内面)に力を入れて行く。…苑がその人にとって生活空間になり得ているかに留意すると共に、いかにして生活空間を拡げるかに努力を注ぐ。
   
五、 「苑生活の基本は、利用者・家族・苑職員の三者の相互理解と協力によって成り立つ」と思われる。そこで、苑職員と家族の相互理解は、その協力体制の一番の基であり、それを可能にするには、まずもって、苑職員が家族を良く理解できるかにかかっている。面会等、行事等での家族との対話を大切にしていく。また、外泊も可能な限りすすめたい。
   
六、 在宅援助(在宅介護に対する援助)は、光寿苑の歴史的特徴のひとつである。町の委託事業が、地域支援事業として新たな展開を迎える今、「元気なお年寄りが賑わう町」を目指した光寿苑独自の発想をもった支援体制を構築していきたい。
   
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